
このたび、ダイエープロビスが設計・施工を担当した、株式会社ホンダパーツ日商様の「GR喜多センター」が竣工しました。
株式会社ホンダパーツ日商様は、Honda純正自動車部品・用品をはじめ、Hondaパワープロダクツ製品などの販売・供給を通じて、安全で快適なモビリティライフを支えている企業です。必要な部品を迅速かつ正確に届ける物流機能だけでなく、商品に関する情報提供や企画提案など、Honda製品を支える幅広い役割を担っています。
ホンダパーツ日商様と弊社、これまでの歩み
当社はこれまでにも、ホンダパーツ日商様の施設づくりに携わらせていただいています。
2013年には、新潟県長岡市中之島において、新潟営業所の新築工事を担当しました。新潟営業所は、バンパーやタイヤといった大型部品からネジ一本に至るまで、数多くの自動車部品を管理・供給する物流拠点です。約1,000坪の倉庫と事務所を備え、トラックヤードや従業員駐車場を確保しながら、部品の保管効率、トラックの動線、倉庫内で働く方々の作業環境にも配慮した建物として計画しました。
さらに、2024年には千曲地区の長野営業所の新築工事にも携わらせていただきました。
長野営業所は、ハイブリッドや電動化した車両部品供給拠点としての機能も強化、それに加え災害リスクの低減、地域環境への配慮、バリアフリー、働きやすい倉庫、地域貢献が可能な拠点という考え方を取り入れた施設です。太陽光発電設備や非常時の電力供給設備なども備え、地域の安全・安心にも貢献する拠点となっています。
そして今回、ホンダパーツ日商様との新たなプロジェクトとして、これまでの部品供給・物流拠点とは異なる役割を持つ「GR喜多センター」の建設をお任せいただきました。
中古車を美しくよみがえらせる「Glossy Recive」
「GR」は、Glossy Reciveの頭文字を表しています。
Glossyには「艶やかな」「光沢のある」という意味があり、Reciveには「再び生かす」「よみがえらせる」という思いが込められています。
GR喜多センターは、中古車をきれいにするだけの施設ではありません。
洗車や車内清掃、ボディの仕上げ、コーティングなどを通じて、一台一台の車両を、お客様へ安心してお届けできる商品へと仕上げ、その価値を高めるための中古車商品化拠点です。
車のボディ洗車や車内清掃などを行い、中古車を販売可能な商品へ仕上げる専用設備を備えた環境において、チームで協力しながら品質を追求する施設として運用されます。
仕上げから撮影までを一つの施設で
GR喜多センターには、洗車や車内清掃を行う作業スペースに加えて、自動車のボディコーティングを施工するための設備が設けられています。

ボディコーティングは、車体表面に被膜を形成することによって塗装面を保護し、車両の光沢、防汚性、撥水性などを高めるものです。美しい外観をつくるとともに、その状態を維持しやすくする役割もあります。
中古車は、年式や走行距離、装備だけでなく、ボディの艶や車内の清潔感など、一台ごとに異なる状態を持っています。GR喜多センターでは、それぞれの車両と向き合いながら、洗車、清掃、仕上げ、コーティングといった工程を行うことで、車両本来の魅力を引き出し、商品としての価値を高めていきます。
また、施設内には車両撮影専用のフォトブースも備えています。

専用のフォトブースを使用することで、天候や時間帯に左右されることなく、背景や照明などの撮影条件を整えた状態で車両を撮影できます。掲載する写真の品質や印象を統一しやすくなり、オンラインで中古車を探すお客様にも、それぞれの車両の状態や魅力を分かりやすく伝えられます。
中古車の仕上げから販売用の撮影までを一つの施設内で行うことで、作業品質の標準化と効率化を図り、車両をよりスムーズに販売へつなげることができます。
働く人の環境にも配慮した施設
中古車の商品化には、整備の他、洗車や清掃、磨き、コーティングなど、車両一台一台に丁寧に向き合う作業が必要です。そのためGR喜多センターでは、車両を効率よく受け入れ、各工程を円滑に進められる作業動線を計画するとともに、季節や天候の影響を受けにくい作業環境づくりにも配慮しました。
作業スペースには冷暖房設備を備え、一年を通じて快適に作業できる環境を整えています。また、明るく清潔感のある休憩スペースも設け、作業中の集中と休憩の切り替えがしやすい、働く方々にとって心地よい施設を目指しました。

外観は黒を基調とし、自動車を扱う施設にふさわしい、スタイリッシュで洗練されたデザインに仕上げています。

建物としてのデザイン性だけでなく、車両の受け入れから仕上げ、撮影、出庫までの一連の流れを考え、日々の業務を支える機能性を重視した施設です。





部品供給拠点から、中古車の価値を高める拠点へ
当社がこれまで建設を担当した新潟営業所と長野営業所は、Honda純正部品や用品を保管・管理し、必要とされる場所へ迅速に届けるための物流・供給拠点でした。一方、今回のGR喜多センターは、中古車を洗車・清掃し、コーティングを施し、専用フォトブースで撮影することで、販売する商品としての価値を高める施設です。
これまでの「部品を届けるための建物」から、今回は「一台一台の車を美しくよみがえらせ、次のお客様へ届けるための建物」へ。ホンダパーツ日商様が新たに展開するGR事業の拠点づくりに携わることができたことを、当社としても大変光栄に感じています。長年にわたって大切な施設の設計・施工をお任せいただいていることに、改めて深く感謝申し上げます。

竣工を迎えて
GR喜多センターが、中古車の商品価値を高める拠点として、また、そこで働く皆様が快適に業務へ取り組める施設として、今後末永く活用されることを願っています。株式会社ホンダパーツ日商様をはじめ、本事業にご協力いただきました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
ダイエープロビスはこれからも、建物をつくるだけでなく、その場所で行われる事業や働く方々の未来まで考え、お客様の新たな挑戦を支える建築をご提案してまいります。
建物概要
建物名称
株式会社ホンダパーツ日商様 GR喜多センター
用途
中古車商品化施設
主な機能
車両洗浄、車内清掃、ボディ仕上げ・コーティング、車両撮影用フォトブース、作業スペース、休憩スペース
建築概要
敷地面積合計: 3,136.7 ㎡( 950.5坪)
建物面積合計: 864.6 ㎡(262.0坪)
構造:鉄骨造(作業棟:平屋建て/ 事務所棟:2階建て)
所在地
新潟県長岡市喜多町鐙潟414番1他










