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森のなか。神社のお隣。その自然豊かな土地に馴染むこども園に。子どもたちが、雨の日、雪の日にも室内からも周囲の自然を感じられる。もちろん、保育者がスムーズに保育を行えるよう実用的であること。
ダイエープロビスの保育園建設の実績に託された施主様の思いや願いを叶えるため、現地調査とお打ち合わせを重ね、お昼寝タイムの工事中の騒音などにも注意をしながら、工事をさせていただきました。

親御さんから選ばれる環境がいい園に。
園の周囲には、神社の境内の大きな木がつくる深い緑。森の中、
大きな道路からは少し入ったところにあり、神社に守られる立地は「子育てに理想の場所」
長岡市内の幼児施設の中でも特に緑豊かな自然環境を活かしたこども園をつくり上げれば、少子化のこの時代の中、保護者さまから「選ばれる園」となるのではないか。
これは、ご依頼いただいたお施主さま、預けられる保護者さま、そして何よりここで過ごすお子さまたちにとって、これほど素晴らしいことはないという思いを胸に、工事を進めさせていただきました。

建物の魅力をつくる、白色と無垢材。
森のなか。木漏れ日と生い茂った木の葉の影。木々の間を吹き抜ける爽やかな風。響き渡る子どもたちの笑い声。
白と無垢材でまとめられたこども園。そのたたずまいは、自然にそっと、溶け込むようなデザインです。

神社境内で大きな木々に見守られた、鉄骨造の建物内部には、枝分かれする樹木をイメージした無数の白い柱。
教室、廊下など、多面積に透明ガラス窓を設置し、室内にも透明ガラス戸を採用。天井から足元まで、ガラス越しの屋外の緑は室内と一体化する感覚が作り出されました。
だから、雨の日も、雪の日も。子どもたちは「森のなか」を感じながら、毎日を過ごせます。
さらに、建物の中心を２階+屋上まで吹き抜けにすることで、自然光を室内に取り入れ、園内を優しい明るさで満たしています。

こだわったのは、床材。無垢材を使用しています。子どもたちに木々が持つ自然の優しさを感じることができること。
また、一部の壁にも、凹凸を付けて、木材を貼っています。各部屋の表札は、サインを焼き印した木材。見る、触れる、香る、そして、思う。幼少期にいろいろな感覚を体感できるように。
「子どもたちに蔵王のもりの中ですくすくと育って欲しい」という気持ちを大切に施工させていただきました。

実用的でなければならない
保育士さんが実用的に保育をできるよう、プランニングでサポートしています。

まずは、下足入れと先生方が控える事務室を一体化するアイデア。
事務室を間仕切らず、受付カウンターを広く取り、かつオープンにしました。長いカウンターの下部は下足入れに。
朝の「おはようございます」と夕方の「さようなら」、事務仕事で椅子に腰かける保育士さんでもお子さまと、顔を合わせて挨拶できる工夫です。
朝、行きたくないってぐずってしまうお子さまも、玄関で大好きな先生を見つけたら、ニコニコ笑顔で登園してくれるといいな。

「食育をすすめたい」ご要望から、できあがった給食室の大きなのぞき窓。
食育って、残さず食べるだけじゃない。
給食の先生が、野菜を切っているところ。お肉を焼いているところ。お魚を盛り付けているところ。
食べ物に、作ってくださる先生たちに感謝をして、食材が調理される過程を学ぶ。
そんなところをのぞける窓を大きく、大きく取りました。窓の前に階段を付けて、お子さまの背丈でも、見やすい工夫を忘れずに。

大ホールには、楽器やイベントの大道具をしまっておける広い物置を確保してます。物置上部は、ホールを見渡せる高見台のスペース。
お子さまたちの演奏や劇などの練習の際に、全体を見渡せるように。発表会のときの保護者さまの撮影ポイントとして。
オトナ目線での工夫も、大事なんです。

屋上には、楕円形の広ーいウッドデッキ。隣接させてプールを設置。青空を仰ぎ、背の高い緑の木々に囲まれて、思いっきり水遊び！
園庭に設置するとスペースを取られてしまうプールも、ダイエープロビスの施工力があれば、屋上設置を可能にします。
通行人の視線が届かない、というのも保護者さまには安心なポイントですよね。