マッチング。遊休土地活用と事務所移転
長く利用していない土地「遊休土地」をお持ちのお客様より、土地活用のご相談をいただきました。
長岡市内において、バイパスやインターチェンジからとても近い立地。
わたしたちは、この土地を活用していただける方を探させていただきました。
事務所の移転をお考えの企業様にとってはこの上ない立地。
土地活用をお考えのお客様にとっては不動産活用のいい機会。
双方の想いを実現する建物がどのようなものか、互いのメリットをしっかりと考えご提案させていただいた建物が完成いたしました。
- 所在地
- 長岡市
- 構造・規模
- 木造平屋建
- 延床面積
- 132.49㎡
- 竣工年
- 2019
- 発注者
- 非公開
施主様の思い
建物を作りたいお客様:
事務所移転にあたり立地は欠かせない要素。従業員の車両も考え、広い駐車場も必要。大きめの物置きスペースや従業員が快適に仕事ができる空間が欲しい。
土地活用をお考えのお客様:
遊休土地をしっかりと活用して収益化を考えたい
担当の思い
マッチング
お持ちの土地を活用したいというご要望をいただいたお客様に、会社の事務所を利便性が高い場所へ移転したいというお客様のマッチングを行った当物件。
遊休土地の上に「事務所をつくりたい企業様」が具体的になった建物を作り、それを相互にメリットとして実現できるように工夫をしました。
建築の工夫
企業活動の拠点としてこの上なく魅力的であったこの土地。「事務所」としての機能に「立地」の機能は既に提供済み。
わたしたちは、そこに建設する建物にどのような付加価値をつくるかを考え抜きました。
事務所に求める機能を全て実現すればコストが上がり、双方のお客様のメリットにならない。
例えば、一部大きな物置きスペースを確保したいというご要望に対して、当社が最初に考えたのが鉄骨造でした。ただし、昨今の鉄骨部材の原材料の高騰を鑑みること。物置きスペースの機能性を削がないように木造での設計を行い、大きくコストを削減いたしました。もちろん、貸借物件として長期間の運用をしっかりと考慮。建物自体の耐久性をしっかりと考えた構造を考えました。
働きやすさにこだわる
事務所の建設において、施主様からのコスト削減要望で設備面を簡素化することが多いことが多いのですが、本建物では、長期運用とランニングコストにも視点を置き、熱交換換気システムを導入しました。これにより、エアコンは性能面で少しスペックダウンしイニシャルコストを低減、温度ロスの少ない換気でランニングコストを低減しています。